ホームページ制作のあとは、定期的な見直しが集客・SEOの鍵です。
そこで、運用に欠かせない「Google Analitics」について見方を解説していきます。
Google Analiticsを通して分かること
★オーディエンス(指定の月、年ごとのアクセス数)
★チャネル(経路)
・新規とリピーターのアクセス数
★CV数(問い合わせ数)
・ページビュー数
・平均滞在時間
・直帰率
・デバイス別アクセス数
★ランディングページ(よく見られているページなど)
・男女比率
・アクセス時間帯
・およその年齢層
などなどです。
特に、初心者や最低限見ておきたいポイントが★マークになります。
「オーディエンス」「チャネル」「CV数」「ランディングページ」です。
1、オーディエンス
指定の期間にどれだけアクセスがあったのか、月間/年間単位で確認することが出来ます。
オーディエンスとは観客のこと。ユーザー・セッション・ページビュー数などに分類され全体的な統計を確認することが出来ます。
ユーザー
期間内に訪問した純粋なユーザーの人数を計測しています。
サイト内のページを複数推移したり、後日サイトに訪問した場合においても、ユーザーカウントは「1」とされます。
この純粋な「1」が増えていけば、グラフは右肩上がりになるので順調なホームページの成長が確認できることでしょう。
セッション
セッション数は、ユーザーが複数回アクセスした場合において、30分以上の間隔があれば計測されます。また再訪問ユーザなども多く見受けられます。
セッション数が多いことで分かるのは、ホームページに利便性や面白味をユーザー側が感じている可能性が高いと考えられることでしょう。
ページビュー数
ページビュー数は、訪問したユーザー数に関わらず、ページの推移数を表します。
ページビュー数の数値が増えている場合は、ホームページ内のレイアウトであったり、導線に成功している可能性が高いことが分かります。
2、チャネル
ユーザーホームページにたどり着いたか経由・きっかけを表します。
具体的には以下の7種類に分けられます。
Organic Search:オーガニック検索
Direct:直接流入
Referral:別サイト流入
Social:ソーシャルメディアからの流入
Email:メール、メールマガジン等からの流入
Paid Search:有料検索(広告)からの流入
Other:その他の流入
Orgnic
我々が「SEO」と言っているのが、この「オーガニック検索」となります。
オーガニック検索は訳すと「自然検索」と言い、検索エンジンがきっかけで訪れたユーザーを指しています。
基本的には、このオーガニック検索からのユーザー流入数が6割を占めています。
SEOが重要な理由の一つと言えるでしょう。
Direct
その名の通り、直接訪れたユーザーのことを言います。
Directは「none」=不明で表示されることが多く、流入元がハッキリしないケースが多いです。ブックマークからの流入やURLにそのままアクセスした場合に該当します。
Referral
外部リンクからの流入を表します。Referalで注意したいのは、このアクセス数が多い場合に「スパム」の可能性が疑われるということ。
基本的には、他者サイトからの流入であることがほとんどですが、稀に海外からの流入などが確認され、アクセス数が異常に伸びていた場合は、調査する必要がありそうです。
Social
SNSなどのソーシャルメディアによる流入です。Facebook、Twitter、InstaglamほかYoutube、Naverまとめサイト、Google+などが対象に挙げられます。
BtoCビジネスの企業の場合は、このSocialからの流入が多い傾向にあるでしょう。
この項目は、あまり確認されることがないのですが、メルマガやDM配信などによるURLアクセスを主としています。
近年はLINE広告やTwitter宣伝などが主流ですから、企業によっては関係がないかも知れません。
Paid Search
有料広告を出稿している場合に確認されるチャネルの一つです。
PPC広告やDisplay広告など、ターゲットユーザーの訪れやすい場所に広告を設定し、流入を促します。
Other
その他、上記に属さないチャネルを言います。
海外のポータルサイトや検索エンジン、分類されないサイトなどが該当します。
中国の検索エンジン「Baidu」や近年シェア率が高まってきている「Bing」なども反映されることがあります。
CV数(コンバージョン数)
CVとはコンバージョンの頭文字をとったもので、成約(問い合わせなど)を意味します。
このコンバージョン数が多ければ、マーケティングが順調に進んでいる証拠と言えます。
コンバージョン数のキーになっているのは「アクセス数の増減」のほか「平均滞在時間」や「直帰率」が関係してきます。
ランディングページ
ランディングページとは、ホームページ内の各ページを表します。
即ち各ページのURLに対するアクセス数を示している、ということです。
この結果により、どんなページがどれほど見られているのかであったり、滞在時間や直帰率などのページ判断が可能となります。
大体の企業サイトが「トップページ」を一番見られていると思いますが、中には問い合わせフォームに直接アクセスしてくるパターンや、他ページからの推移で中間ページを挟んでアクセスすることもあります。
その他の指標
ホームでは「ユーザー属性:年齢・性別」「デバイス媒体」などが分かります。
ユーザー属性では、年齢や性別の割合が分かるため、大まかな世代や見ているユーザーの割合が伺えます。
デバイス媒体では、パソコン・タブレット・スマホのいずれかからのアクセスを表しており、どのデバイスからの流入数が一番多いのかを確認することが出来ます。