日本では高齢化社会が進む中で、病院といえばお年寄りが通うイメージがある。
歯医者さんといえば、子供、お年寄りが通院することが比較的多い場所だ。
現在、歯科大学協会の内藤教授が注目しているのは、高齢者の誤燕性肺炎だ。
年齢とともに咳反射や燕下機能が低下し、異物や最近が肺に入り込みやすくなるため、肺炎が死因になる可能性が高くなる。しかし、早いればの清掃によって口腔内を清潔に保っていれば肺炎の発症を抑えることができるという。現在は世界中の石が注目し、要介護施設では口腔ケアが取り入れられているようだ。
現在の歯科医療現場は、日常の歯のケアから急性期医療、高齢者医療まで関わるほど幅広く看護、介護などの領域との連携も不可欠となっている。歯科大学のカリキュラムも現在では変更されつつあり、高齢者医療や災害医療などを重視するようになっている。
戦後から高度成長期にかけて子供の虫歯が社会問題になっていたが近代では、技術的確信が子供の虫歯が激減した。その一方で、食生活からくる顎関節症、口腔がん、ストレスなどを要因とした口腔乾燥など、歯科医に求められるスキルも変化してきている。ただ歯だけを見ていれば良いという時代は終わったのかもしれない。
今の日本では歯科医が多過ぎるという意見がありますが、高齢化が進むにつれて増えていく一方の患者さんを対応するのに人が多い事に越したことはないからです。
しかし、本当に腕のよい医者というのはごくわずかなので、質のよい歯医者さんがどんどん増えていってもらいたいと思います。