『歯科医院とは』

 

 

まず歯科とは…歯科処置の大半は人体に侵襲をともなう外科行為の事を指し、一般歯科、矯正歯科、口腔外科、小児歯科を総称したものを歯科といいます。

 

診療科としての一般的な歯科は、虫歯や歯周病を中心とした口腔内の疾病を受け持ちます。

 

矯正歯科は、一般的に不正咬合(出っ歯、乱ぐい歯、八重歯、受け歯)などの噛み合わせの悪い歯を、元の歯を活かしたまま治療することです。

 

口腔外科は、虫歯、歯周病の治療を除く顎口腔領域の外科処置を中心とした治療を扱います。一般外科と一般歯科の間のようなイメージを持つといいでしょう。

 

小児歯科は、成長発育期にあたる子供の虫歯予防や治療を行う診療科になります。基本的には年齢の明確な定めはありませんが、0歳から12歳くらいまでを対象にしています。小児歯科では治療だけではなく、定期検査などで継続的な予防をはかりトータルケアをします。

 

歯科医院を開業するにあたって、歯科医師の免許を取得しなければいけません。日本での歯科医師国家試験の受験資格は、原則として大学で歯学の正規の課程を修めている、またはその見込みがある者を対象としています。そして、試験に合格し歯科医籍に登録を者は厚生労働大臣より歯科医師免許を与えられます。これにより独立した歯科医業をすることができますが、通常は保険医登録を行うことが多いです。さらに医療機関として歯科医院を開業するには、歯科医師免許を取得後1年以上の卒後に臨床研修を修了しないといけません。歯科衛生士に認められている一部を除いた、他者の指示に基づかずに歯科医業を行うことが歯科医師だけに認められています。また、歯科開業を運営する管理者も歯科医師が就くものと定められています。

現在、歯科医師免許の更新がなく、歯科医師免許の停止や取り消しがなければ生涯にわたり有効となります。